【1980年代から広まった体外受精】
体外受精のクリニック事情についてのお話です。
世界で初めて体外受精が行われたのが1978年。日本では1980年代から徐々に広まり、この40年の間に、体外受精を行う専門のクリニックが次々に開設されて、医療アクセス環境は利便性を高め、2022年には体外受精に対する保険適用が認められるまでになりました。
【体外受精で生まれてくる子ども】
こうした中、体外受精によって生まれる子どもの割合は年々増加傾向です。
2018年は、生まれた子どものうち16.1人が体外受精による妊娠でした。2021年には11.6人となっています。一方、全体の出生率は減少傾向で、2018年に1.42だったのが、2021年には1.3に、2023年には1.20と過去最低の値を更新しました。生まれてくる子どもの割合が少なくなる一方で、体外受精によって生まれてくる子どもの比率が伸びてきているのは、子どもを産む女性の働き方などの環境の問題が起因していることは間違いないでしょう。
臨床の現場でみなさんの声を聞いていて、「体外受精」という生殖医療が妊娠期の女性たちに大変身近な概念になってきていることを感じています。
実際、当院にやってくる妊活鍼灸のクライエントの約7~8割が体外受精を行っています。
【レディースクリニックの多様性】
そして皆さんのお話をうかがっていると、体外受精を行うクリニック選びには腐心されているようです。排卵誘発剤の使い方、採卵の方法(麻酔を使うか/使わないか)等、クリニックにはそれぞれの特徴がありますが、妊活はネット世界の情報に影響を受けやすく、近視眼的になりがちです。そこで「他の人たちはどうしているんだろう」という皆さんのモヤモヤの気持ちを踏まえて、当院のクライエントが通院している体外受精を行うクリニックについて、以下にご紹介します。
何かの参考になれば幸いです。
【当院のクライエントが通院する体外受精を行うクリニック】
★千葉県内
船橋駅前レディースクリニック
こやまウィメンズクリニック
津田沼IVFクリニック
本八幡レディースクリニック
さくらウィメンズクリニック
亀田IVFクリニック幕張
高橋ウィメンズクリニック など
★東京都内
加藤レディースクリニック
日本橋ナチュラルアートクリニック
新橋夢クリニック
リプロダクションクリニック東京
杉山産婦人科 など
※当院のクライエントは船橋市内、または西船橋駅に乗り入れている鉄道沿線に在住の方が大半です。